子どもプロジェクトを立ち上げて1か月ちょっと。
子ども達の自由な発想に、毎回私たち大人の方が、ほえぇと驚かされるばかり。
ところで、実際にどんなことやっているの?どんな才能を伸ばしてくれるの?
ということを、聞かれることが多いので改めてみると、
子ども達が出したアイデアを大人が全力でサポートする。
という感じかなぁ。
最初の頃は、「だって子どもだもん。」とばかりに自由気ままなアイデアを出していた。
壮大なスケールで描き始めたゴール。
だけど、大人もこれを最初っからNO!と言わない。
代わりにやることは、
じゃぁ、このゴールにたどり着けるにはどうしたらいいと思う?
そんな質問を投げかけてあげることで、本人たちは気付いてくれる。
「やべぇ。大人もガチだ!」
みたいな(笑)
子ども達だってよくわからない大人相手に、最初っから期待なんてしてくれない。
だから、お試し行動をして、大人の腹の内を探ってくる。
そう。子どもだってバカじゃないのだ。
自分の本音をさらけ出せるほどの信用を最初からある訳がないってこと。
これは大人は意図的にやっていることでもあるけれど、
子ども達だって、普段接している大人たちの行動を見ていれば、
こんな行動は自然に身につくもの。なのである。
大人たちが「ガチ」であることに気付いた子ども達は、この後、どんな行動を始めていくのだろう?
プロジェクトに参加してくれている子ども達は、
今、ココにいる感じ。
子どもの感性は、広さも尺度も温度も違うから、
反応もそれぞれ。
気付いている子もいれば、
そこに拒否を示す子どももいる。
やらない子がいることさえも、集団の中では意味がある。
ここでは、サポートする大人たちはジャッジをしない。
正解と不正解は存在しないし、良いも悪いもない。
学校との違いは「評価」を必要としない集団であり、
ここに居場所があることの意味を感じててくれたらそれでいい。
ジャッジをしないことで、得られるものってどんなものだろう?
○○がダメっていう言葉を使わない。
そのことで得られることがあるってことなのだ。
プロジェクトの中では、どんな自分でもいいということを知る。
そして、どんな自分でもいいってことは、どんな他者であってもいいということも学べる。
子ども達はどの子も才能に溢れていて、その才能や自分の能力を認めてほしいと願っているもの。
集団だからこそできるのは、
個ではネガティブと思える要素こそが、集団での能力として花開くことがあるんだということ。
集団に対しての位置づけが違えば、役割も変わる。
自分に対する役割に対しての意識が目覚めれば、才能は必ず開花する。
学校での評価がすべてでもないし、家庭の中見せてくれているその子がすべてでもない。
子どもが目指す姿は、一人前の大人になって、自分の力で食っていくだけのスキルを持つこと。
そして、
子どもには子どもの世界でのルールもある。
大人になってしまうと、ついここを忘れてしまったり、疎かにしてしまいがち。
私がこの活動をして広めていきたい一番の想いは、
子どもの感性を信じ切れる大人を増やしていくこと。
それが、子ども達が望んでいることだと思うから。
子どもが羽ばたいていくために一番必要なエネルギーって、
信用とか信頼とかっていう愛なんだと思う。
挑戦をするには、きちんと帰ってこれる居場所があること。
失敗をしても、傷だらけになっても、次に一歩を踏み出すためのエネルギーを補充できれば、
また次を踏み出すことができる。
偉大なるエジソンの母も、そして成功してきているアスリートの母たちも、
口をそろえて言うのは、
「私は特別なことなど何もしていない」
ということ。
子どもが育っていくためには、親が特別なことなどする必要などない。
自分でやることが経験となり、自信となり、成功体験へのルートへ繋がる。
疲れて眠そうに参加していても、たとえ欠席して迷惑かけたなと思うようなことであっても、
ひっくり返せば、そこには自分の中に新しい気付きが生まれるチャンスがあるってこと。
その中で、改めて自分の存在意義を見つけることだってできるかもしれない。
だから、
ネガティブな経験をいっぱい味わせてあげてほしいんです。
大人が先回りして「迷惑かけちゃうから!」と気遣うことが、
子どもの経験を減らしてしまうことにもなる。
経験をするからこそ、学べる事がある。
まさに、失敗は成功の母。
このプロジェクトを通じて、私自身もまだまだ見守り力が足りていないことを思い知らされ、
そして様々な子ども達の思考や行動パターンを学ばせてもらっています。
私ひとりでは気付けないこともまだまだあるし、
色んな子ども達が参加してくれることで、
そして、色んな大人が加わってくれることで、世界が広がっていく。
チーム組織としての役割ももっと感じ取ってほしいし、
その中で色んな役割や立場があることも体験してほしいし、
子どもならではの発信力も活用して実行させたい。
そのためには、参加してくれる子どもが増えてくれることが必要です。
子ども達の願いが届くよう、そして経験の幅が広がっていくように!
皆様のお力を借りて、さらにこの活動が幅広く、
ここからいつか巣立っていく子ども達が、自分らしく活躍できるよう、
私はここで、全力のサポートをしていきます。
まだまだ学ぶべきものも多いですが、一緒にこれからの未来を考え、
どんなことができるのか、小さな行動から始めてみませんか?